た だ 一 人、 板 場 に 立 つ
1978年、京都生まれ。京都の老舗料亭で修業を始めたのち、 東京・赤坂の名門ホテルで18年、和食とフランス料理の架け橋を担う。 ロンドン・パリ・香港のミシュランレストランで延べ4年研鑽し、 2020年、サンプルに8席限定のシェフズテーブルを開店。
「料理は素材の翻訳である」を信条に、産地と季節と作り手の三者を、 一夜のコースへと結び直すことを生涯の仕事と定めている。
板 場 に 立 ち 続 け た 20 年
三 つ の、 静 か な 信 念
魚を捌く前に、その魚の生きていた海を想像する。素材の声に耳を澄ますことが、調理の始まりです。
板場には、私ひとり。妥協のない皿を出すために、客との距離を一切置きません。
同じコースは二度と作りません。その夜、その客、その素材だけのために、献立を組み直します。